安全な育て方
薬に頼らない減投薬(げんとうやく)飼育
豚はとてもデリケートで、飼育環境や、わずかな環境変化などでストレスを感じやすい生き物です。風邪をひいたり病気にかかりやすく、一度病気にかかってしまうと発育不良などで肉質にも影響を及ぼし、「健康な豚」とは呼べなくなってしまいます。
そのため、病気予防の目的で抗生物質や駆虫剤などをミルクや飼料に混ぜて投与するのが一般的です。多くの豚は生後およそ180日(6ヶ月)で出荷されますが、法廷で定められた休薬期間である「出荷日の10日前」間際まで薬の投与が行われることもあります。
ありす畜産で飼育された豚肉は、すべて「減投薬飼育」で育ったものばかり。
法で定められたワクチン接種以外の薬は、できるだけ使わずに飼育しています。
抗生物質などの投与は生後100日以内に限定して、それ以降は一切行っていませんし、使用する薬品は、飼料購入時にあらかじめ添加されているものも含めて、すべて体内に長期残留しないタイプのもの。10日前に投与しても出荷時に問題の無いような残留性の低い医薬品です。
ありす畜産の豚は一般的な豚よりも2週間ほど早い生後165日で出荷しますが、法定休薬期間である「10日間」の4倍以上の50~60日間はまったく薬を使わない「無投薬」で飼育しており、このことによって医薬品の残留事故が起こらないようにしています。
なぜ減投薬飼育が可能なのか?
「減投薬飼育」が可能なのには、理由があります。
ありす畜産では、独自の厳格な防疫ルールを設けていて、豚舎に入る際は、その直前にシャワーを浴び、頭髪からつま先までシャンプーや石鹸でよく洗い、衣類も指定されたもの(殺菌・消毒済みのもの)にすべて着替えます。
人だけでなく、農場に入る物資、飼料運搬車、出荷車にいたるまで、決められた防疫ルールに沿って入出場することを義務づけています。また、メガネや時計などの携帯品についても事前にアルコール等で消毒するという徹底管理。この独自の防疫ルールにより、減投薬飼育の実現が可能になっているのです。
それと同時に、豚舎の温度管理にも細心の注意を払い、飼育環境を整えることで豚のストレスをできる限り抑え、豚の持つ免疫力が高まるように日頃から努めています。
ありす畜産 防疫3原則
1.病気を持込まない
2.病気を作らない(持たない)
3.病気を持ち出さない

